8歳児を連れたAirbnbによるヨーロッパ旅行 第3回 モスクワ

今回のヨーロッパ旅行はモスクワから入りました。


(みんな大好きスイカ。なぜかロシアではスイカをよく見た。ボリショイ劇場そばにて)

モスクワというと治安が悪そうで子供連れ旅行の行先としてはちょっと心配ですね。
私もそう思っていましたが、行ってみると全く普通でした。インドとかカンボジアのような出鱈目さは無く、アジア旅行で慣らした我々にしてみたら超快適な「都市」でした。

しかも、小学生にもわかりやすい「圧倒的な異文化を感じさせる観光資源」豊富で子供連れの行き先としておススメです。

子連れで楽しい体験その1 地下鉄

(単なる地下鉄乗換通路もこんなに装飾がいっぱい)
地下鉄がものすごく発達しており、主要観光地のどこに行くのも地下鉄でOK。地下鉄ホームや車内の治安は全く問題無し。日本よりも老人や幼児連れに席を譲る文化がありました。落書きもなく、ゴミも落ちていない。便数も超豊富。時刻表は無いけど3分に1本はやってくる。

しかも地下鉄にあるまじき非常識な装飾がどの駅にも施されていて見ていて飽きません。
地下の深さは半端なく、大江戸線がかわいらしいと思えるぐらい。ホームから地上まではたいていの駅では2本の超ロングエスカレーターで結ばれており、日本の3倍速ぐらいで運んでくれます。

子連れで楽しい体験その2 わかりやすい観光地
TVの中継で特派員の背景によく映っている奴らがずらり勢揃いで子供大喜びです。


ポクロフスキー大聖堂、レーニン廟、クレムリン、グムデパート・・・
みんな徒歩圏内にあって便利。

ポクロフスキー大聖堂(有名な玉ねぎの建物)の内部は宗教画がたくさん。

子連れで楽しい体験その3 やはりここは「おそロシア
・まず飛行機でモスクワに到着した際、機内で拍手喝采が起こりました。
・そして、入国審査ではブースのお姉さん方がどう見ても仕事とは関係ないおしゃべりを楽しみながらチンタラ対応してくれました。また彼女らは家庭用インクジェットプリンター(HP製品でした)を業務に使っていて、入国カードの印刷3回に1回ぐらいは紙詰まりを起こしてはぐちゃぐちゃになった紙を取り除き...を繰り返していました。
・地下鉄では切符売りのおばさんが切符を投げつけて寄こす事がしばしば。
・電車の案内等もキリル文字のみで英語併記無しの場合が多くて大変。勝手に「門構え(П)」とか「六(б)」とかコードネームを付けて読んでいました。

・大胆なスイカの陳列

(大量のスイカの前でスイカジュースを売る。グムデパート内)
・遠目に見ると綺麗な建物もそばまで寄ってみるとペンキの塗りが超適当だったり。
・地下鉄構内に記念撮影用?の顔抜きボードがあったが、8歳児の身長では届かなかった。大人にアレを使えというのだろうか、と二人で見ていたら本当にロシア人大人が楽しそうに撮影していました。

(うちの娘の身長では顔が半分も入らず。)

などなど...事前情報通りの「おそロシア体験」も出来て満足でした。

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モスクワの宿泊先

赤の広場から地下鉄で数駅のAirbnbで見つけた民家を宿にしました。東京だと赤坂のような場所なのだろうか。おそロシア初体験、しかもAirbnb利用も初体験でドキドキしていたが、ホストは優しかった。駅まで迎えに来てくれることになっていた。迷わず出会えるだろうかと心配していたが、ロシア名物超大深度地下鉄の超ロングエスカレーターを終えてすぐのところに写真の通りの彼が立っていて一目でわかった。トイレが壊れていたことと、ピアノの下から2番目のソの調律が死ぬほどずれていた事以外は満足。

(外観 左のマンションの1階のお部屋)

(内部 ピアノは一応弾けた。)


モスクワの後は、夜行列車でサンクトペテルブルグに向かいました。(次回に続く)