第5回 ジャイサルメールと素敵な宿「ホテルトーキョーパレス」
連れて行ってみての結論としては、「極上」でした。子供も大喜びでしたし、親としても圧倒的な遺跡と大自然を体験させられたのが満足でした。
そして、場所自体も素晴らしいのですが、それを加速してくれたのは今回紹介する宿「ホテルトーキョーパレス」のおかげでした。
-
- -
なんだか、九段下にありそうなホテルの名前ですが、違います。ジャイサルメールにある、いわゆるバックパッカー宿です。
部屋はバラエティに富んでいて、ドミトリー(150Rs)からちょっと高級(3,000Rs)なバスタブ付きの部屋まであって面白いです。20倍値段が違うって、日本だと無いですね。
子供連れなので今回は3,000Rs(=4,500円)を選択。ロビーでは、沈没っぽい日本人大学生風がだらだらネットをしていて、そういう雰囲気も味わえてよいです。20年前の自分を見ているようで懐かしい。
ロビーの様子
「ホテルトーキョーパレス」の立地とホスピタリティがもう、最高!!でした。
ジャイサルメールの2大観光資源は、12世紀以降この地に拠点を構えてたマハラジャが残した城塞都市遺跡と、砂漠ツアー、いわゆるキャメルサファリ※です。
城塞内の宮殿から町を眺める
■ 立地のよさ
このホテルから宮殿はとても近く、屋上のレストランからも、間近に宮殿が見えてこれまた素晴らしい!本当に近いです。5歳児でも炎天下の中徒歩で歩かせてもギリギリ大丈夫と思える徒歩5分以内。(もちろん帽子と日焼け止め等の上で)
城壁内部は結構こじんまりとしており、子供連れでもゆっくり散策して1日ぐらいで見て回れます。街並みの美しさ、独特の雰囲気が写真で少しでも伝わるといいのですが。
路地とか坂道とか
草野球ならぬ、草クリケットに代打で登場させられる娘。やはりインドなのでその辺の大人が平日の昼間から遊んでいます。
こんな感じで、非日常を堪能できました。気候もぎりぎり過酷すぎず、徒歩で回れる程よい広さ、5歳児の記憶に残ってくれるとうれしいです。
■ ホスピタリティのよさ
だいたい、この地に来る観光客は到着したら城塞都市を見て、その後にキャメルサファリに参加します。キャメルサファリは、各宿が代理店をしていてその品質はピンからキリまであるようです。
※キャメルサファリ:
ラクダで砂漠の真ん中まで行ってキャンプ(1、2泊)する。食事はラクダ使いが作ってくれる。(詳しくは歩き方参照)
ホテルトーキョーパレスが斡旋するキャメルサファリのサービスは、相場からはお値段高めでしたが、とても良くしてもらえました。
ホテルトーキョーパレスのキャメルサファリでよかった点
・ホテルのオーナーが砂漠での調理用食材を見せてくれました。(新鮮そうな野菜を見れて安心できました、特に子連れで食事に気を使ってもらえてよかったです。)
・ホテルのオーナーが自ら車でラクダ使いのところまで案内してくれました。
・ラクダ使いは、流暢に英語が話せる人をアサインしてくれました。
・キャメルサファリ後、全身砂だらけですがホテルに戻って帰りの電車まで部屋を無料で貸してくれました。(シャワーを浴びて昼寝が出来て感動。)
・いろいろ小物を貸してもらえました。(砂漠に行くというのに帽子も持たないで来てしまっただめな私のために、帽子やサングラスを貸してくれました。本来、持参すべきですね。。。子供の準備は抜かりなかったのですが、自分のことが手薄になっていました。)
なんだか日本の素敵な宿に泊まっているようなホスピタリティを味わえました。
・・・そう、ここのオーナーはインド人ですが、実は板橋でインド料理屋の店長もやっている方なのでした。
アドマチック天国で板橋のインド料理屋ボンベイパレスとホテルトーキョーパレスが紹介されたそうです。
もちろん、日本語も流暢。
マネージャーもなんと日本人、スタッフにも常駐じゃないけど日本人の方がいます。
インドの砂漠で日本的な気遣いをしてくれる宿をインドプライスで味わえる。これは、結構貴重だと思います。
5歳児連れでもジャイサルメールを堪能できたのは、間違いなくホテルトーキョーパレスのおかげだと思います。
その他よかった点;
・屋上レストラン
いろいろイレギュラーな相談に乗ってくれました。(子供用のお湯がほしいとか、辛さの調節とか。しかも、眺めが最高です。昼も夜もここで食事しました。)
・プール
砂漠なのにプールとは、これ贅沢!地下水なのでちょっと冷たい。
-
- -
さて、次回は5歳児連れのキャメルサファリを紹介します。
ここまで読み進めてくださってありがとうございます。もしよかったらバックナンバーも併せてどうぞ!
第1回 快適なエアインディア
第2回 インドの浅草? オールドデリー
第3回 インドの寝台列車は楽しい 前編
第4回 インドの寝台列車は楽しい 後編